マイホームをリノベーションをする際、家庭の懐事情によってはローンを利用する必要があるかもしれません。しかし、リノベーションで使えるローンは、どのようなものなのでしょうか。本記事ではリノベーションをするときに借りられるローンについて詳しく解説します。リノベーションを検討しているけど、資金が心もとない人には必見です。
リノベーションで使えるローンは2種類
リフォームとリノベーション、2つの言葉は似ていますが、微妙なニュアンスの違いがあります。リフォームは主に部分的で表層的な工事を指し、リノベーションはより大規模で間取りや配管などを全面的に刷新する工事を指します。
しかし、これらの工事に使えるローンには大きな違いはありません。リフォームやリノベーションのために使えるローンには、主にリフォームローンと住宅ローンの2つがあります。
リフォームローン
リフォームローンは、その名の通りリフォームに特化したローンで、自宅の改修や新しい住宅のリノベーションに利用できます。このローンには有担保型と無担保型があり、一般的には無担保型のローンが多いです。
しかし、有担保型の場合は住宅ローンと同様に自宅に担保を設定する必要があります。
住宅ローン
住宅ローンは、新築や購入を目的として借り入れるローンで、自宅や土地を担保にするのが特徴です。民間ローンや公的ローンの両方があり、公的ローンには住宅金融支援機構の「フラット35」などが含まれます。
また「一体型ローン」は住宅ローンの一種で、物件費用とリノベーション費用を一括して借り入れができます。
リフォームローンと住宅ローンを徹底比較
リフォームローンと住宅ローン、それぞれにはメリットとデメリットがあります。金利面では住宅ローンが有利ですが、審査の厳しさや借入限度額、返済期間などの要素も考慮する必要があります。
リフォームローンの特徴
リフォームローンのメリットは、比較的審査が通りやすい点です。一般的に住宅ローンよりも基準が緩く、審査期間も短い傾向があります。また、無担保型のローンが多く、担保がなくても融資を受けられます。
しかし、リフォームローンのデメリットとしては、借入限度額が比較的小さい点が挙げられます。多くても500~1,000万円程度であり、リノベーションの内容によっては十分な資金を得るのが難しい場合もあります。
また、返済期間が短めであり、最長でも15年程度です。したがって、月々の返済額が多くなります。さらに、金利も平均で年2〜4%と高めです。
住宅ローンの特徴
一方、住宅ローンのメリットは、借入限度額が大きい点や、返済期間が長い点が挙げられます。最大で1億円程度までの借入が可能であり、返済期間も最長35年あります。
前述のメリットにより、長期的なライフプランに合わせて返済計画を立てられます。また、金利も比較的低い水準であり、全期間固定金利や10年固定金利、変動金利などの選択肢があります。
しかし、住宅ローンのデメリットとしては、審査が厳しいことが挙げられます。収入やその他の審査要件が厳しく、審査期間も長めの場合があります。
さらに、住宅ローンの金利は長期金利の上昇に伴い上昇傾向にあるため、将来的な金利上昇のリスクも考慮する必要があります。
リノベーションで使えるローンの金利・返済方法を紹介
金利や返済方法は、リフォームローンや住宅ローンを選択する際に重要な要素です。金利には変動型、全期間固定型、固定期間選択型の3つがあり、それぞれメリットとデメリットがあります。
変動型金利
変動型の金利は市場の動向に応じて調整されますが、月々の返済額は通常5年間は変化しません。現在の低金利環境ではメリットが大きいものの、将来的な金利上昇のリスクが懸念されます。
全期間固定型金利
全期間固定型の金利は借り入れ期間中ずっと同じであり、返済額が安定しますが、変動型に比べて金利が高めに設定される場合があり、低金利の恩恵を受けられないというデメリットがあります。
固定期間選択型金利
固定期間選択型は数年間の固定金利の後に再び固定または変動を選択できます。最初の固定期間中は優遇金利が設定される場合がありますが、固定期間終了後に金利が大幅に上昇するリスクがあります。
返済方法は元利均等方式と元金均等方式の2種類
返済方法には元利均等方式と元金均等方式の2つがあります。元利均等方式は月々の返済額が一定で、返済計画が立てやすいが、総返済額が元金均等方式よりも多くなります。
一方、元金均等方式は月々の返済額のうち元金の額が一定で、総返済額が少ないですが、借入残高が多い場合は初期の返済額が大きくなります。
適切な金利や返済方法を選択するには、現在のライフスタイルや将来の計画、金融市場の動向などを考慮する必要があります。自分に合ったローン条件を選ぶと、負担を最小限に抑えながら効率的に返済できます。
まとめ
リノベーションに必要な資金を捻出する際、リフォームローンと住宅ローンが主な選択肢です。リフォームローンは審査が比較的簡単で、担保不要の場合もありますが、借入限度額が小さく、金利もやや高めです。一方、住宅ローンは借入限度額が大きく、長期間の返済が可能で、低金利も魅力ですが、審査が厳しく、金利の上昇リスクも考慮が必要です。
自身のライフプランや経済状況に合わせて、適切なローンを選択することが重要です。また、金利の方式や返済方法についても、複数の種類の中から適切なものを選ぶ必要性があります。